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【アレルギー】アレルギーとは 症状・病気や免疫の異常について知りたい!

      2015/11/07


いまや「国民病」とまで呼ばれているアレルギー疾患。
今では日本人の三割の方が何かしらのアレルギー症状で悩んでいると言われています。

 
アレルギー疾患である「花粉症」や「アトピー性皮膚炎」等を代表にアレルギーは日本に蔓延しつつあり、アレルギー人口も増加傾向です。
非常に一般的に使われるようになった「アレルギー」という言葉ですが、アレルギーとは一体なんなのでしょうか。

 
この記事ではアレルギーとはなんなのかという事や、アレルギーが原因で起きる症状や病気について書いています。

 

 
花
 

 

アレルギーとは何か

考える (3)
 
アレルギーとは、人間の体に備わっている免疫システムがうまく働かず、かえって自分自身を傷付けてしまうような反応を引き起こす事です。

 
免疫システムは細菌やウィルス等、体に侵入してきたものに対し、攻撃し排除しようとする働きです。
私たち人間には、自分の体を外敵から守る仕組みの一つとして生体防御システムが備わっています。
免疫とは、自分自身を構成している細胞と、外から侵入してくる自分以外の物質を区別して異物を排除しようとする働きの事です。

 
私たちはこの「免疫システム」が無ければ、細菌やウィルスを排除する事が出来ず、すぐに命を落とすような重篤な状態に陥ると言われています。

 
いま、自然環境や社会環境が大きく変化する中で、この免疫システムの異常が引き起こされ、アレルギーで悩む人が増えています。
現代の社会環境の変化に体がついていっていない事が要因として挙げられます。

 

 

 

 

アレルギーで起きる症状や病気

酷くなる
 
アレルギーはアレルギ反応を起こす体の場所や、原因となる物(アレルゲン)や、反応のメカニズムによって様々な症状や病気を引き起こします。
体の場所別に症状や病気の一例をまとめてみると次のようになります。

 

 

 

皮膚のアレルギー症状と病気

  • アトピー性皮膚炎
  • 蕁麻疹

 

 

 

呼吸器のアレルギー症状と病気

  • 気管支喘息
  • 過敏性肺炎

 

 

 

眼・鼻のアレルギー症状と病気

  • アレルギー性結膜炎
  • アレルギー性鼻炎

 

 

 

口・唇のアレルギー症状と病気

  • 口腔アレルギー

 

 

 

消火器のアレルギー症状と病気

  • アレルギー性胃腸炎
  • 下痢
  • 嘔吐

 

 

 

泌尿器のアレルギー症状と病気

  • 糸球体腎炎
  • ネフローゼ症候群

 
このように一般的によく聞くアレルギーの症状や病気もあれば、聞きなれないものもありますよね。
ですが、アレルギー症状や病気としてこのようなものもあるんだという事を知れば、アレルギー体質の自覚がある人は対処の余地が出来るのではないでしょうか。

 

 

 

 

アレルギー反応が起きる仕組み

虫眼鏡
アレルギー反応を起こす仕組みには、その反応を主に担う物質や細胞の違いによって四つの仕組みに分けられています。
それぞれの仕組みは次のように名前が付けられています。

  • Ⅰ型アレルギー
  • Ⅱ型アレルギー
  • Ⅲ型アレルギー
  • Ⅳ型アレルギー

抗体については「抗体とは アレルギーと健康」でも内容に触れております。

 

 

 

Ⅰ型アレルギーの病気や関係する細胞・抗体など

 
四つの仕組みの中で最も私たちの生活で問題になり増加しているのが、この「Ⅰ型アレルギー」です。
Ⅰ型アレルギーは、アレルギー症状としても最近特に問題となっている次のような症状を起こします。

  • 花粉症
  • 気管支喘息
  • アトピー性皮膚炎
  • 蕁麻疹
  • アナフィラキシーショック

 
この仕組みで関わっている抗体としては「Ige抗体」と呼ばれる抗体が関係しています。
このアレルギーのある方は、猫を触るだけで喘息が出たり、エビを食べると蕁麻疹が出たり、埃っぽいところに行くと喘息が出る等、日常生活で悩みの種になっています。

 

 

アトピー性疾患とⅠ型アレルギー

 
社会のアレルギーに対する理解は以前と比べて深まったとはいえ、アレルギーの無い人にとっては「奇妙」な体質なので、このような体質をアトピー(奇妙な)体質といい、出てくる症状や病気を「アトピー性疾患」と呼んでいます。

 
このアトピー体質・アトピー性疾患の反応のカギを握っているのが、先に述べたIgE抗体です。
日常問題になる花粉症や食物アレルギーや子供の喘息の大多数が、このIgE抗体が関与するⅠ型アレルギーのメカニズムで起きると言っても良いです。

 

 

 

Ⅱ型アレルギーの病気や関係する細胞・抗体など

 
Ⅱ型アレルギーは一般的に見られるアレルギーとは少し異なった性質を持っています。
Ⅱ型アレルギーは次のような症状を起こします。

  • 血液型不適合など

 
Ⅱ型のアレルギーでは輸血の際に血液型の合わない人からの輸血を受ける事によってひき起こる症状が代表的です。

 
よく「A型の人はB型の人から輸血を受ける事が出来ない」といった事を耳にする事があるのではないでしょうか。
これはⅡ型アレルギーの症状が関係しています。

 
この仕組みで関与している抗体としては「IgG抗体」と「IgM」抗体と呼ばれる抗体が関係しています。

 

 

 

Ⅲ型アレルギーの病気や関係する細胞・抗体など

 
Ⅲ型アレルギーは抗原抗体複合型アレルギーともいい、抗原抗体反応によりできた複合体が身体の組織に障害を引き起こす症状を引き起こすアレルギーです。

 
代表的なアレルギー症状としては次のようなものがあります。

  • 急性糸球体腎炎など

 
この仕組みで関与している抗体や細胞としては「抗原抗体複合物」が関与しています。

 

 

 

Ⅳ型アレルギーの病気や関係する細胞・抗体など

 
Ⅳ型アレルギーは遅延型アレルギーともいい、反応が現れるまでに時間がかかります。
ツベルクリン反応や、化粧品や外用薬等が原因で起こる接触性皮膚炎はこのタイプが関係しています。

 
代表的な病気は次のような物があります。

  • 結核空洞
  • 接触性皮膚炎

 
Ⅳ型アレルギーに関係している細胞や抗体としては「細胞性免疫」が関係しています。
細胞性免疫と特にかかわりが深いものとして「ナチュラルキラー細胞」があります。

 
リンパ球の集まり・増殖・活性化などに時間が掛かるため、遅延型過敏症と呼ばれています。

 

 

 

 
このようにアレルギー反応が起きる仕組みによってかかる病気も変わってくるのです。

 

 

 

 

アレルゲンを避けるのは難しい

ダメ
アレルギーを起こす原因となる物をアレルゲン(抗原)と言います。
アレルギーの体質にはアレルゲンを避ける事が一番良いのですが、アレルゲンとなっているものによっては避ける事がとても難しい物があります。

 
食物アレルギーのように抗原が食べ物であれば、それを食べないようにすることが基本ですが、花粉のように空気中を飛んでくるものを避けるのは難しいものです。

 
また、ダニやペットのふけや毛が原因の場合も大変です。

 
アレルギー体質を変えるのと同じ効果のある「IgE産生抑制薬」はこれらのアレルギーに効果的なのですが、体を守る本来の免疫機能はそのままにしてIgE産生だけを抑える事、つまりアレルギー反応のあるところだけを狙って抑制する事は非常に難しいと言われています。

 
IgE産生抑制剤がアレルギー反応のある所だけを狙って抑制するのが難しい理由として、IgE産生抑制剤自体が免疫機能全体を抑制する効果を持っているからです。

 
全体的に免疫機能が落ちると体の抵抗力を落としてしまう副作用が問題になる事があるのです。

 

 

 

 

アレルギー体質の根本的な改善について

メリット
アレルギーの方はアレルギーの原因となるアレルゲン(抗原)を避けるのが一番ですが、中には避けるのが難しい物がある事は先ほど述べさせていただきました。

 
第一にアレルゲンを避ける事が大切ですが、アレルギー体質そのものに対してアプローチをしていくのが重要です。
アレルギー体質を改善するにはアレルゲンを避けつつ体力をつける事が重要です。

 
そして、交感神経、副交感神経といった自立神経のバランスを整えるといった体質改善を図る事が治療を進める上では一番安全で近道となる方法です。
自律神経がどんなものかについては「肌荒れとアレルギーの基本 自律神経!交感神経と副交感神経」で紹介していますので、参考になれば幸いです。

 

 

 

 

免疫とアレルギー反応の基本

木の幹
アレルギーにはアレルギー反応を起こしやすい体質があり、加えてダニの屍骸や糞等のアレルゲンが多い条件があれば、抗原(アレルゲン)に対するIgE抗体がつくられます。

 
この事についてもう少し詳しく見ると次のようなプロセスがあると言われています。

  1. ダニの屍骸や糞等のアレルゲンを認識する細胞である抗原提示細胞(マクロファージなど)が異物と認識する
  2. 抗原提示細胞がアレルゲンについての情報をTリンパ球に伝える
  3. Tリンパ球がBリンパ球にIgE抗体を作れと命令をだす
  4. Bリンパ球がIgE抗体を作り、アレルゲンとして異物を認識するようになる

 
このように、細菌やウィルス等の異物が侵入してきたときに、体が異物を認識して記憶される事を「感作」と言います。
体を外敵から守るための大切な仕組みです。

 
普通、体内への異物の侵入を認識するのはマクロファージという細胞で、異物を認識すると、その特徴がどのタンパク質の部分にあるかという情報をTリンパ球に送ります。

 
マクロファージは抗原(アレルゲン)の特徴を他の細胞に伝えるので「抗原提示細胞」と呼ばれています。

 
アレルゲンの情報を受け取ったTリンパ球は、その情報に合わせて、その異物とだけに反応する抗体を作れという命令を出します。
この命令をBリンパ球が受け取り、抗体を作ります。

 
この場合、抗体をつくらせた原因物質を「抗原」と言い、通称「アレルゲン」と呼ばれる物です。
抗体は抗原(アレルゲン)とだけ結合するという性質をもち、次に同じ異物が侵入するとそれと結合し、様々なアレルギー反応を引き起こします。
 

記憶は、多くの場合、抗体を作った状態で維持されます。
そのため、一般的には採血して血液中の抗体レベルを測定すれば「感作」が成立しているかどうかが判断できます。

 
たとえば、ウィルスによる感染症の一つの麻疹(はしか)などでは、一度かかるとその人の血液中にはしかに対する「IgG抗体」が作られます。
抗体検査によってそれを確認する事で麻疹に対する抗体を持っているかどうかが判断できます。

 
麻疹に対する「IgG抗体」は麻疹ウィルスとだけ結合し、その活動をブロックして体を守っています。
私たちには自分の体をウィルスや細胞などの外敵から守るための免疫力が備わっていますが、そこではこの「感作」というプロセスが重要な役割をもっているのです。

 
しかし、人体にとって基本的に無害と言われている物質に対してまで「感作」が成立する事があります。
また、その中には「IgG抗体」ではなく「IgE抗体」という特別な抗体を作ってしまう体質の人があり、「アトピー体質」と言われています。

 
花粉症やダニアレルギーが起きるためには、ただ単にスギ花粉が多い、ダニのフンや屍骸が多いという事だけでなく、「IgE抗体」を作りやすいというアトピー体質が必要になってくるのです。

 
アレルギー治療の研究では、次の二つの事に対しての研究が主流です。

  • 「感作」というプロセスに迫り、感作の原因物質(抗原)とだけ反応する抗原と細胞の反応を抑えようという流れ
  • IgE抗体がつくられる事が亢進しているのを全体として抑えようという流れ

 
起きてしまったアレルギーを治療する為に
は、抗原特異的な反応を抑える事が必要であり、アレルギー患者を増やさない為にはアトピー体質でIgE抗体産生亢進を増やしている原因をつかみこれを抑える必要があります。
 

 

 

 

まとめ

まとめ (2)
この記事のまとめです。

  • アレルギーとは、人間の体に備わっている免疫システムがうまく働かず、かえって自分自身を傷付けてしまうような反応を引き起こす事です。
  • アレルギーはアレルギ反応を起こす体の場所や、原因となる物(アレルゲン)や、反応のメカニズムによって様々な症状や病気を引き起こします。
  • アレルギー反応を起こす仕組みには、その反応を主に担う物質や細胞の違いによって四つの仕組みに分けられています。
  • 四つの仕組みの中で最も私たちの生活で問題になり増加しているのが、この「Ⅰ型アレルギー」です。
  • Ⅰ型アレルギーは、アレルギー症状としても最近特に問題となっている次のような症状を起こします。
    1. 花粉症
    2. 気管支喘息
    3. アトピー性皮膚炎
    4. 蕁麻疹
    5. アナフィラキシーショック
  • アレルゲンには避けるのが簡単な物と難しい物があります
  • アレルギーに効果があるとされる「IgE産生抑制薬」は体全体の抵抗力を落としてしまいます
  • アレルギー体質を改善するにはアレルゲンを避けつつ体力をつける事が重要です。
  • そして、交感神経、副交感神経といった自立神経のバランスを整えるといった体質改善を図る事が治療を進める上では一番安全で近道となる方法です。
  • アレルギーにはアレルギー反応を起こしやすい体質があり、加えてダニの屍骸や糞等のアレルゲンが多い条件があれば、抗原(アレルゲン)に対するIgE抗体がつくられます。
    1. ダニの屍骸や糞等のアレルゲンを認識する細胞である抗原提示細胞(マクロファージなど)が異物と認識する
    2. 抗原提示細胞がアレルゲンについての情報をTリンパ球に伝える
    3. Tリンパ球がBリンパ球にIgE抗体を作れと命令をだす
    4. Bリンパ球がIgE抗体を作り、アレルゲンとして異物を認識するようになる

 

 
最後までお読みいただきありがとうございました。

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