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【アトピー性皮膚炎】アトピーの傷口の治し方 湿潤治療について

      2015/11/07


アトピーの傷口は湿疹が慢性化し、掻き壊しも多いことからなかなか治りません。
傷口の状態は乾燥したり、ジュクジュクしたりと状態もまちまちです。

 
アトピーの傷口の治し方として湿潤治療を取り入れる事で傷口が治癒する事があります。
湿潤治療とは何か、湿潤治療の前提は何かについてポイントを確認し、用意する物や方法について紹介いたします。

 

 
みずみずしい

 

 

湿潤治療とは

水のついた葉っぱ
 
湿潤治療は肌表面にできた傷を、湿った環境に置く事で体本来の治癒力を助けて傷を治す方法です。
湿潤治療は他にも次のような呼び名があります。

  • 湿潤療法
  • モイストヒーリング
  • 閉鎖療法
  • 潤い療法(うるおい療法)
  • ラップ療法
  • ドレッシング療法

 
アトピー性皮膚炎の肌はなかなか傷口が治癒せず、度重なる掻き壊しによって慢性的に傷だらけの肌となってしまっている事があります。
「傷口は乾燥させ、かさぶたを作る事で早く治る」という考えが一昔前まではありましたが、現在では傷口を湿潤環境に置く方が肌の再生に効果的です。

 

 

 

 

湿潤治療の前提

前提
 
湿潤治療には次のような前提がありますので確認しておきましょう。

  • 消毒をしない
  • 乾かさない
  • 水道水でよく洗う

湿潤治療は通常の傷口の他、ヤケドや褥瘡など、幅広く使用できる方法です。
湿潤治療の考え方としては「傷口を治す」という考え方より「健康な皮膚を培養する」という考え方に近い方法で皮膚を治癒させます。

 
健康な皮膚を培養する上で重要な事は「新しい細胞が生まれるのを助ける」「新しい細胞を壊さない」「新しい細胞を健康な状態に保つ」事です。
その上で必要となるのが湿り気のある湿潤環境です。

 
傷口から透明、もしくは軽く黄色くなった液体が出ます、これをリンパ液と呼びます。
リンパ液には傷口を塞ぐための成分が含まれていて、湿り気のある環境で正常に働くようになります。

 
つまり健康な皮膚を培養し、新しい細胞を生まれるのを助け、壊さないようにし、細胞を健康な状態に保つ事、リンパ液が正常に働く事が出来るような環境にするには、「消毒をしない・乾かさない・水道水でよく洗う」事が重要なポイントとなってくるのです。

 

 

 

 

湿潤治療の注意点

湿潤治療の注意点
湿潤治療を使って傷口を治療する上での注意点は大けがや切り傷などにはこの治療は適切ではないという点です。
湿潤治療は主に浅い傷口であったり、深い傷口であっても縫うなどして傷口が適切に処置されている物に使用する事が適しています。

例えば、湿潤治療では次のような傷口は治療しないようにしましょう。

  • 大量の出血を伴う傷口
  • 動物によって噛まれた傷
  • 包丁などによってついた切り傷

 

これらの注意点を踏まえた上で、湿潤治療で肌の傷口再生を行っていきましょう。

 

 

 

 

アトピー性皮膚炎で湿潤治療使用するメリット

メリット
アトピー性皮膚炎の傷口は、なかなか治癒しづらいですが、湿潤治療で傷口を治療する上では次のようなメリットを上げる事が出来ます。

  • 被覆材による強固なバリア
  • 不要な体液を肌の外に出す
  • 死んだ皮膚の除去

 
湿潤治療では被覆材と言って、傷口を湿らせたような状態にする防護材を使うので、防護材そのものが傷口のバリアの機能をしてくれます。
また、被覆材で傷口を覆う事によって傷口はカサブタが出来ないので、体から出てくる体液が適切に肌に利用され不要な体液を肌の下にため込みません。

 
傷口から染み出てくるリンパ液には死んだ細胞を除去する働きがあるので、傷口が出来る事で壊れて死んでしまった細胞も除去してくれるのです。

 
湿潤治療はにアトピー性皮膚炎の傷口の治療に大きなメリットがあるのです。
それぞれの項目について更に詳しく見ていきましょう。
 

 

 

被覆材による強固なバリア

盾
 
被覆材とは湿潤治療をする上で「肌を空気に触れさせず、湿った環境を作るための覆う道具」の事です。
被覆材で傷口を覆う事によってバリア機能が低下した肌を保護する効果も期待する事が出来ます。

被覆材でイメージがつかない人は、例えば薬局で販売されている「キズパワーパッド」は湿潤治療で傷口を治癒する商品で、キズパワーパッドが被覆材です。

 
アトピーによって掻き壊された肌は極端にバリア機能が低下している状態なので、傷口を空気や紫外線に触れさせない被覆材でバリア機能を補う事が出来ます。

 
湿潤環境を作り、肌の治癒を助けるほか、肌の外側に強固なバリアを設ける事で肌への新たなダメージを下げる事を期待できます。

 

 

 

不要な体液を肌の外に出す

外への扉
 
アトピーの場合、傷口のまわりは湿疹によって盛り上がり、皮下に体液がたまったような感覚になる事が多いです。
湿潤環境に置く事で、傷口からこれらの体液が自然と外部に流れ出すようになるため、不要な体液を肌の外に出すことが出来ます。

 
肌の外部に出る事が出来なかった体液は、例え傷口を治癒させる為の成分であったとしても酸化し老廃物となるので、体の外に正常に流れでないと肌にとって負担となってしまうのです。

肌に近い所で老廃物になれば、更に肌から捨てられる事になり肌へ負担をかける不要な体液を湿潤治療では自然な流れで排出していきます。

 

 

 

死んだ皮膚の除去

掃除
 
傷口から流れ出る体液は「リンパ液」と呼ばれる物です。

 
このリンパ液の中には肌を再生させる働きのある成分が含まれる他、好中球やマクロファージといった死んだ細胞を溶かす働きのある成分があります。

 
つまり、リンパ液に死んだ皮膚や細胞がつかる事によって、死んだ肌が除去されて新しく皮膚が出来るのを助けてくれるメリットが湿潤治療にはあるのです。

 
好中球やマクロファージも湿潤環境では働きがスムーズになるため、湿潤治療との相性も良いです。

 
湿潤環境で湿った環境で好中球やマクロファージが働くと死んだ細胞を除去する為、アトピーの掻き壊しで死んでしまった細胞も自然と除去する事が出来ます。

 
見た目としては「死んだ皮膚が溶けた」ようになり、流水で流れ落ちる程になります。
天然のピーリングのような働きがあります。

 

 

 

 

湿潤治療の方法

ラップ
アトピー性皮膚炎の傷口の治療に湿潤治療はとても理想的である事がわかったところで、具体的に湿潤治療の方法についてご紹介いたします。
アトピー性皮膚炎の傷口の場合は範囲が広い事が多いため、ここでは広範囲でしかもコストパフォーマンスが高い方法を紹介します。

湿潤治療の方法を紹介する上では次の流れで解説していきます。

  • 用意する物
  • 方法

 
では、実際に湿潤治療の方法を見ていきましょう。

 

 

 

湿潤治療で用意する物

湿潤治療で用意する物
湿潤治療では次の物を用意します。

  • 白色ワセリン
  • ラップ
  • ガーゼ
  • テーピングテープ・関節サポーター等の固定できるもの

白色ワセリンは被覆材と肌の間に塗るオイルとしての働きをします、湿潤環境を保つ事や被覆材と肌がこすれる事によるダメージを軽減する働きがあります。

ラップは湿潤環境を作るための被覆材となる物です。
食品で使用するラップの物で十分湿潤環境を作る事が出来ます。

ガーゼはラップの上から少し大きめに被せる為に使います。
ガーゼをラップで覆った部分から大き目に乗せる事でラップの脇から流れ出す体液を吸い取る事が出来ます。
洋服を極力汚さない為にも使用した方が良いです。

テーピングテープ・関節サポーター等の固定できるものについてはラップとガーゼを固定できればなんでもよいです。
一番はサポーターなどで固定する方法で、テープかぶれなどを起こさない為こちらが適用出来れば望ましいです。

場所によってはテーピングテープでないと固定できないかもしれないので、その場合はテーピングテープを使用します。

 
一般家庭でそろっているものが多いかもしれませんが、アトピーの傷口が酷くて外出したくないという人は通販でも安く大量に手に入れる事が出来るので、購入の際は通販を利用するのも手です。

例えば次に紹介するような物を用意すると良いでしょう。

白色ワセリン

【第3類医薬品】日本薬局方 白色ワセリン 500g


 

 

 

ラップ

サランラップ 30cm×50m 2本パック

 

 

 

ガーゼ

ピップベビー ベビー ガーゼハンカチ 10枚入

 

 

 

テーピングテープ・関節サポーター等の固定できるもの

(ミズノ)Mizuno バイオギアサポーター(ふくらはぎ用) A60BU010 A60BU010 09 ブラック×ホワイト M

D&M(ディーアンドエム) 中圧迫サポーター ひじ用 ブラック Lサイズ #721BK-L

D&M(ディーアンドエム) 中圧迫サポーター ひざ用 ブラック Mサイズ #821BK-M

 

ニチバン バトルウィンテーピングテープ 非伸縮タイプ 38mm幅 12m巻き 12巻入り

 

 

 

湿潤治療の方法

宝物
 
道具が用意出来たら次に湿潤治療の方法についてです。
湿潤治療は次の手順で行います。

 

  1. 傷口を洗浄する
  2. 白色ワセリンを傷口に塗る
  3. 「ガーゼ」と「ラップ」を傷口を覆える大きさににカットする
  4. 傷口の上にラップを乗せる
  5. ラップの上から更にガーゼをのせる
  6. テーピングテープや間接サポーター等の固定できるものでガーゼを固定する
  7. 一日経過したら被覆材を外し、「傷口を洗浄する」から再度開始

 
ここでのポイントはラップの上にガーゼをのせる事です。
先ほども申し上げた通り、ラップ内は体液で満たされるのでラップの脇から漏れ出す事があります。
漏れ出してきたところをガーゼでキャッチしておけば洋服が汚れる事や不快感が少なくなります。

 
また、特別な不快感や違和感がない限りは一日に一回、傷口の洗浄やラップ・ガーゼの交換を行います。
傷口が裂けて痛い方は試してみてください。

 

 

 

 

アトピーの傷口の治し方 湿潤治療について あとがき

アトピーの傷口の治し方 湿潤治療について あとがき
アトピー性皮膚炎はとても肌がかゆく、掻きすぎて傷口をいくつも作ってしまいます。
あまりに掻きすぎて傷口が大きくなってしまい、自己嫌悪に陥ってしまう人も多い事でしょう。

 
今まではなかなか治らなかった傷口も、湿潤治療によって効果的に治療する事で、たとえ掻き壊してしまったとしても湿潤治療の効果の高さから徐々に症状が緩和されていく事も期待する事が出来ます。

 
湿潤治療は正しい方法さえ知っていれば、安く手に入る道具だけで出来る治療法なので、お財布にもやさしい方法です。
浮いたお金で、他にアレルギーや肌荒れに効果的な物を購入する事もできるし、湿潤治療一つだけでアトピーが完治してしまう人もいるかもしれません。

 
どうしても治らない傷口に悩んでしまった時は「湿潤治療」という傷口の治し方がある事を思い出してくださいね。

 

 

 

 

アトピーの傷口の治し方 湿潤治療について まとめ

アトピーの傷口の治し方 湿潤治療について まとめ
湿潤治療は肌表面にできた傷を、湿った環境に置く事で体本来の治癒力を助けて傷を治す方法です。
湿潤治療は他にも次のような呼び名があります。

  • 湿潤療法
  • モイストヒーリング
  • 閉鎖療法
  • 潤い療法(うるおい療法)
  • ラップ療法
  • ドレッシング療法

 
湿潤治療には次のような前提がありますので確認しておきましょう。

  • 消毒をしない
  • 乾かさない
  • 水道水でよく洗う

 

湿潤治療を使って傷口を治療する上での注意点は大けがや切り傷などにはこの治療は適切ではないという点です。
湿潤治療は主に浅い傷口であったり、深い傷口であっても縫うなどして傷口が適切に処置されている物に使用する事が適しています。

 
アトピー性皮膚炎の傷口は、なかなか治癒しづらいですが、湿潤治療で傷口を治療する上では次のようなメリットを上げる事が出来ます。

  • 被覆材による強固なバリア
  • 不要な体液を肌の外に出す
  • 死んだ皮膚の除去

 
被覆材とは湿潤治療をする上で「肌を空気に触れさせず、湿った環境を作るための覆う道具」の事です。
被覆材で傷口を覆う事によってバリア機能が低下した肌を保護する効果も期待する事が出来ます。

被覆材でイメージがつかない人は、例えば薬局で販売されている「キズパワーパッド」は湿潤治療で傷口を治癒する商品で、キズパワーパッドが被覆材です。

 
アトピーの場合、傷口のまわりは湿疹によって盛り上がり、皮下に体液がたまったような感覚になる事が多いです。
湿潤環境に置く事で、傷口からこれらの体液が自然と外部に流れ出すようになるため、不要な体液を肌の外に出すことが出来ます。

 
傷口から流れ出る体液は「リンパ液」と呼ばれる物です。

 
このリンパ液の中には肌を再生させる働きのある成分が含まれる他、好中球やマクロファージといった死んだ細胞を溶かす働きのある成分があります。

 
つまり、リンパ液に死んだ皮膚や細胞がつかる事によって、死んだ肌が除去されて新しく皮膚が出来るのを助けてくれるメリットが湿潤治療にはあるのです。

 
アトピー性皮膚炎の傷口の治療に湿潤治療はとても理想的である事がわかったところで、具体的に湿潤治療の方法についてご紹介いたします。
アトピー性皮膚炎の傷口の場合は範囲が広い事が多いため、ここでは広範囲でしかもコストパフォーマンスが高い方法を紹介します。

湿潤治療の方法を紹介する上では次の流れで解説していきます。

  • 用意する物
  • 方法

 
湿潤治療では次の物を用意します。

  • 白色ワセリン
  • ラップ
  • ガーゼ
  • テーピングテープ・関節サポーター等の固定できるもの

 
道具が用意出来たら次に湿潤治療の方法についてです。
湿潤治療は次の手順で行います。

 

  1. 傷口を洗浄する
  2. 白色ワセリンを傷口に塗る
  3. 「ガーゼ」と「ラップ」を傷口を覆える大きさににカットする
  4. 傷口の上にラップを乗せる
  5. ラップの上から更にガーゼをのせる
  6. テーピングテープや間接サポーター等の固定できるものでガーゼを固定する
  7. 一日経過したら被覆材を外し、「傷口を洗浄する」から再度開始

 

 
最後までお読みいただきありがとうございました。

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