【アトピー性皮膚炎】アトピー肌はこうやって洗う!水道水の塩素に注意!
2015/11/07
アトピー性皮膚炎を治療する上で、基本となる行動があります。
アトピーの「湿疹」「傷口」「炎症」「痒み」等の「アトピーの結果」を治療する上では「洗浄」と「保護」は非常に重要な基本的な治療法です。
洗浄や保護の基本的な考え方やポイント、必要な道具について予め知っていればいざというとき「どうすればいいのか」と戸惑わなくなると思います。
連載の第二回目としまして「アトピーの「結果」を治療する①(洗浄と保護のポイント)」についてお伝えしたいと思います。
目次
アトピーの「結果」を治療する事について簡単におさらい
以前の記事である「第一回:アトピーを治療する上で意識する3つのポイント」で「「肌あれ」に対する治療 肌荒れ治療は「結果」の治療」という内容について触れさせていただきました。
アトピーの「結果」を治療するとは「湿疹」「傷口」「炎症」「厚くなった肌」といった、アトピーの特徴的な肌あれを対症療法で治療して行くことです。
アトピーの症状としては「ジュクジュクして湿っていたり」「カサカサして乾燥していたり」と症状は様々です。
対症療法ではこれらの状態にあった治療というのを皆様意識しているのではないでしょうか。
その中でもやはり「衛生的」な肌環境を作りあげて行くことは体が再生をする上では重要なポイントです。
衛生的な肌環境を作り上げるには「洗浄」は欠かせません。
また、衛生的な肌環境を作り上げていったとしても、弱っている肌をそのまま晒し続ける事は、肌の再生を考えた上でもやってはいけない事なのではないでしょうか。
「洗浄したら保護する」これをアトピーの治療をする上での基本的な行動にしていきましょう。
肌荒れ症状が起きている場所を洗う-「結果」を洗浄する事は治癒力を高める事
「湿疹」「傷口」「炎症」「厚くなった肌」など、アトピーの症状が出た場合は皮膚を洗浄しましょう。
これによって皮膚表面に付着したアレルギーを引き起こす原因となるアレルゲンを除去する効果があります。
もし乾燥によって症状が強くなっているのであれば、肌が水に触れる事で症状が和らぐ効果も期待できます。
肌を洗う時の注意点としては、肌が明らかに汚れていない限りは「石鹸」や「ボディーソープ」は肌の刺激になるため使用しません。
可能であれば症状が起きている少し上の方から「流水」で洗う事がベストです。
肌が再生しようとしているのに「アレルゲン」が付着していれば、治りが悪いという事態にもなりかねません。
肌の再生を支援できるよう洗浄は行うべき事の一つですね。
塩素に注意 水道水で洗う時の気を付けるポイント
水道水についての注意点は”塩素”が含まれている事があります。
肌荒れに塩素の水を使った場合、それだけで肌の負担となり症状が悪化する事が懸念されます。
洗浄の際は可能な限り塩素を除去した水を使用したほうが良いでしょう。
塩素除去の方法として簡単な方法として以下の方法が上げられますので生活スタイルに合わせて使用してみてください。
- 塩素除去機能の付属したシャワーヘッドを使う
- ビタミンCで「塩素」を中和する
シャワーヘッドは以下のような商品です。
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ご家庭のシャワーヘッドはヘッド部分をくるっと回すと外れるタイプが多いと思います。
交換も簡単ですぐ使い始められる事がメリットとして挙げられます。
洗浄時の水に「ビタミンC」を混ぜる事で塩素を中和する事が可能です。
風呂桶に少量のビタミンCを入れて、お湯に溶かして塩素を除去してから使えば良いです。
少し手間はかかりますが、家に居ずともビタミンCと容器があればできるのがメリットですね。
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塩素を除去した水を使うようになってから以下の効果が私の場合はありました。
小さな事かもしれませんが、何度も使う水だからこそ塩素の影響を大きく受けていたのかもしれません。
- 傷口を洗浄した際にしみにくくなった
- 乾燥肌が以前に比べて改善された
- しつこく治癒しなかった傷口が快方に向かった
肌のダメージが少ない方法で拭く 叩きふきがベスト
洗浄後は、肌が水分を含んでいるため、肌が弱くなり傷がつきやすい状態になります。
この状態の時に「ゴシゴシ」とふき取ってはタオルの線維で肌を傷つける事に繋がり、肌荒れの原因となるので避けましょう。
その場合は「ポンポン」とタオルで軽く肌を叩くようにして吹き上げましょう。
背中など広い場所を拭く時はバスタオルを広げてマントを羽織るようにして拭くと結構きれいに水分を吹き上げる事が出来ます。
指の間などはタオルを指で挟むようにして拭くと肌への負担が少ないです。
保護で肌の治癒力とバリア機能をアップ-「結果」が起きている所を保護する
洗浄後のスキンケアは非常に重要です。
肌表面の水分を拭いても肌自体が水分を吸っている状態ですので、どんどん肌表面の水分が抜けていきます。
「湿疹」「炎症」「傷口」「厚くなった肌」は肌のバリア機能がもともと低下しているので、水分が異常なほど失われる原因ともなります。
保護を行う事で異常な水分蒸発を防ぐことが出来、それと同時に肌の再生に適した「少し湿った状態」を保つことが出来るので治癒力のアップにつながります。
保護された肌は外部からのアレルゲンの侵入が抑えられる効果も期待できるので「バリア機能のアップ」も期待できます。
肌保護の方法 – 白色ワセリンとガーゼで肌を守る
肌を保護する方法は色々あると思いますがお勧めなのが「白色ワセリン + ガーゼ」で保護しております。
白色ワセリンは、看護婦や医師が絶賛する程良い保湿剤の一つです。
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また、ガーゼは抗菌されているため、保護をする上では衛生的な環境を保つのに効果を発揮します。
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洗浄後の水気を拭き取った肌にまず「白色ワセリン」を塗ります。
塗るときは「肌の表面でくるくる回す」ように塗るのが良いです。刷り込むと後で乗せるガーゼとの摩擦面が増えるため、治癒力アップの効果が減少します。
ワセリンを塗った後はガーゼで保護します。ワセリンを塗った場所の面積より大きくにガーゼをカットして肌に乗せます。
ガーゼの固定の方法は「間接サポーター」等がカブレが起こりにくく使いやすいかと思います。
場所によっては使う事が難しいかもしれないので、その場合は「テーピングテープ」で止めるとよいでしょう。
ただしテープかぶれを起こさないよう使う期間を調整する必要がありますのでご注意ください。
脱保湿中 – 「ガーゼ」で覆うだけでも効果あり
脱ワセリン・脱保湿を行っている方はワセリンや保湿する事そのものに抵抗があると思います。
その場合は「ガーゼ」で患部を覆ってやるだけでも保護の効果を期待する事が出来ますので試してみてください。
ただし、直接ガーゼに皮膚が触れる事になりますので自分に合った刺激の少ない物を探してみてください。
脱保湿や脱ワセリンは非常に大変な治療方法ですが簡単な保護だけで体にとっては「応急処置」になります。
ガーゼで覆うことで肌に新たにアレルゲンが付着する事、紫外線によるダメージを軽減する効果があり、離脱症状で出るような症状も和らげる効果も期待できます。
まとめ
この記事のまとめです。
- アトピーの「結果」を治療するとは「湿疹」「傷口」「炎症」「厚くなった肌」といった、アトピーの特徴的な肌あれを対症療法で治療して行くことです
- 肌荒れ症状が起きている場所を洗浄する事で治癒力を高める事が期待できます
- 肌荒れ症状の場所を洗浄する際は「塩素除去」をし、洗い終わったら「叩きふき」で肌への負担を軽減しましょう
- 肌を保護する事は「治癒力」「バリア機能」のアップにつながります
- 保護の際は「白色ワセリン」「ガーゼ」を使った保護がおすすめです
- 脱保湿や脱ワセリンで治療中の方は「ガーゼ」だけでも覆う事が治療を進める上でのコツです
「洗浄と保護」は基本的な行動となりますが、いざ治療を意識してみると色々な方法が考え付くと思います。
当たり前のようにやっていた事ほどアプローチや考える事を疎かにしている事が多い物です。
洗浄と保護についてポイントを押さえて、アトピー性皮膚炎の症状と戦う基本的な体作りを目指してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
皆様が健やかなスキンライフを送れますように。
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