花粉やアレルギーによる肌荒れを根本的に治療する

花粉やアレルギーによる肌荒れの根本治療を目指すサイトです

【アトピー性皮膚炎】アトピー性皮膚炎とは どんなものなの?

      2015/11/07


このブログでもよく取り扱う「アトピー性皮膚炎」ですが、そもそもアトピー性皮膚炎とはなんでしょうか?
「アトピー」という言葉を聞くと「アトピー性皮膚炎」をイメージする程、強烈な印象があり、多くの方が治らない病気だと思っています。
このアトピー性皮膚炎という物を治療していく上で、「アトピー性皮膚炎」についてみていきましょう。

 
この記事では「アトピー性皮膚炎とは」について書いています。

 

 
アトピー性皮膚炎とは
 

 

アトピーを代表するアレルギー

アトピーを代表するアレルギー
「アトピー性皮膚炎」はもともとはアトピー性疾患に合併する原因不明の慢性の皮膚炎という意味で、このように呼ばれるようになりました。
アトピー性疾患とは、気管支ぜんそくや蕁麻疹など、IgE抗体が関係するⅠ型アレルギーによって起きる疾患を言います。

 
ただし、同じIgE抗体が関係する場合でも原因物質が違えば反応する場所も違い、その症状もさまざまです。

 
食物が原因の場合はいや腸で反応して蕁麻疹、ダニ等吸入性アレルゲンでは気管支喘息、花粉ではアレルギー性鼻炎、結膜炎が起きやすいといった具合です。

 
ではアトピー性皮膚炎はどのような仕組みで起きるのでしょうか?

 

 

 

 

アトピー性皮膚炎の仕組み 皮膚異常か?アレルギーか?

アトピー性皮膚炎の仕組み 皮膚異常か?アレルギーか?
皮膚科を中心にした、アトピー性皮膚炎についての一般的な考え方は次のようなものです。

  • 生まれつきアトピー皮膚という皮膚異常がある
  • 悪化因子が症状を悪化させて起こし悪循環を生む
  • 食物アレルギーも皮膚のかゆみを起こす悪化因子のひとつで、「食物アレルギー」がアトピー性皮膚炎を起こすわけではない

 
ところが、このような思いとは裏腹に、皮膚炎を訴え病院に行く乳児では、原因食物を除去すると皮膚がつるつるになり、保湿剤を塗る必要のないケースが多くあるようです。
つまりこれは、「生まれつきのアトピー皮膚」というのではなく、食物アレルギーの結果としてアトピー性皮膚になっている乳児が多いと考えられるという事です。

 
年長児になっても治らない場合などは、先ほどのような一般的な考え方から原因を探っていく必要のある子供は1~2割程と言われています。
この事から何が言えるかというと「乳幼児のアトピー性皮膚炎は大半は主にアレルギーによって起きている」と考えるべきだと言えます。

 

 

 

 

アトピー性皮膚炎はⅠ型アレルギーが関係している

アトピー性皮膚炎はⅠ型アレルギーが関係している
「Ⅰ型アレルギーは蕁麻疹等、即時型アレルギーの原因メカニズムであり、皮膚炎等の慢性の経過をたどるアレルギーの原因にはならない」と考える専門化が一般的ですが、果たしてそうでしょうか?

 
実際、食べ物を食べると、蕁麻疹が出る事があります。専門家は「蕁麻疹は起こる事があっても、慢性的な皮膚炎を起こさない」という結論を出しています。
しかし、アレルゲンとなる食べ物を避ける事で皮膚症状が改善される等、明らかにⅠ型アレルギーが関与する事で慢性的な皮膚炎を起こしているという実態があります。

 
この考察を裏付ける研究報告があります。
この研究報告では食物を用いた物ではありませんが、ダニ高原でアトピー性皮膚炎を引き起こすメカニズムを、長崎大学の先生が人間で明らかにした事です。

 
このメカニズムでは、ダニが皮膚から侵入して、表皮内のランゲルハンス細胞の表面にある抗ダニ特異IgE抗体と結合した結果、Ⅰ型アレルギーと同じ反応が引き起こされ皮膚炎が起きたという物です。

 
その後の研究では、この「ランゲルハンス細胞」の働きはとても複雑である事がわかってきましたが、IgE抗体を介してアレルゲンと反応する事は否定する事が出来ません。

 
アトピー性皮膚炎はIgE抗体のあるアトピー体質の人に合併する皮膚炎なのに、その起きる仕組みはIgEと関係直人考える人が圧倒的だった事がありますが、アトピー性皮膚炎はアトピー性疾患のある人に合併し、その起きるしk身もアトピー性疾患と同じIgEと関係している事がわかったのです。

 
つまり、採血して特異IgE抗体があれば、その中にアトピー性皮膚炎を起こす原因物質があると自然に考えてもいいという事です。

 
しかし、特異IgE抗体を持つ人が誰でもアトピー性皮膚炎を合併しているわけではないことを見ると、アトピー性皮膚炎をおこしやすい体質や環境因子を考える事によってこそ、原因解明と適切な治療への道が開けるという事です。

 

 

 

 

アトピー性皮膚炎の動物実験について

アトピー性皮膚炎の動物実験について
日本人の研究者による動物実験で、この仕組みを明快に占めるデータが発表されました。
TNPに対するアレルギーをもつマウスの耳に、卵白だけを打つと、蕁麻疹の様な反応は引き起こせても明確な皮膚炎を誘導する事はできません。
しかし、TNP結合卵白アルブミンを注射すると蕁麻疹用の皮膚の腫れがすぐに起きました。

 
その24時間後にはいったん収まったように見えた耳の腫れが、3~4日後をピークに再び起こり、組織的には皮膚炎を起こすことが証明されたのです。

 
つまり、「蕁麻疹の様な皮膚炎に卵アレルギーが重なると慢性皮膚炎とつながった」という一つの結果としてとらえる事が出来ます。
日常生活ではこのような事が起きていて、アトピー性皮膚炎が増加している事が理解できる実験ではないでしょうか。

 
したがって「原因物質の除去と汚染の除去」がいかに大切かを示していると言えます。

 

 

 

 

食物はどのように皮膚に到達するのか?

食物はどのように皮膚に到達するのか?
アトピー性皮膚炎を考える上で、問題を複雑にしているのが、食物はどのようにして皮膚に到達して反応を起こすのかという疑問です。
この問題を考える上で重要な事実があります。

 
母親が鶏卵・牛乳・ピーナッツなどの食物を食べると、およそ6割の母親の母乳中にこれらの原因抗原が分泌されるという事実です。

 
普通、食物アレルゲンはたんぱく質であり、たんぱく質は消化されてアミノ酸になってからしか吸収されないので、母乳中に食物抗原が出る事はないと考えられてきました。

 
ところが、成人では1万~100万分の1の比率、乳児では5000~数万分の1の人るで未消化のポリペプチドが腸から吸収される事がわかってきました。
人によってさまざまですが、私たちが物を食べると少なくとも5~6割の一重未消化の食物アレルゲンが血液中を回っているという事です。

 
こうして、食物に含まれるアレルゲン物質によって血液中でⅠ型アレルギー反応が起こり、蕁麻疹などが出るのです。
特に乳児期は消化吸収が未熟でこの割合が高いので食物アレルギーを起す赤ちゃんが多いのです。

 

 

 

 

汗の中にも食物抗原が出る?

汗の中にも食物抗原が出る?
血液中でヒスタミンが放出されると血管の透過性が高まります。
すると、血管から皮下組織中に食物アレルゲンが流出し、直接に皮膚でⅠ型アレルギーが起きます。

 
また、一部の乳児では、汗の中に食物抗原が分泌され、皮膚でアレルギー反応が起きると考えられます。
そしてふつう、アトピー性皮膚炎のある患者がステロイドを塗るとすぐに効き、やめるとすぐ悪くなるのは、ステロイドで皮膚でのアレルギー反応を抑えられているうちは症状が治まるが、これは原因対策ではない為に、やめるとまた悪くなるのだと考えられています。

 
したがって、酷い時にはステロイドを塗って皮膚反応を抑える必要がありますが。合わせて原因対策を怠ってはならないと考えます。

 
これは皮膚の保湿成分欠如による皮膚監査の問題を考える場合でも大切な視点です。
この事は、アトピー性皮膚炎の患者に対する汗によるパッチテストの陽性率が高いとの従来からの研究報告とよく合致します。

 

 

 

 

アトピー性皮膚炎患者は保湿成分が欠如している?

アトピー性皮膚炎患者は保湿成分が欠如している?
海外で、尋常性乾癬やアトピー性皮膚炎の患者には、皮膚の保湿成分であるフィラグリンの遺伝子に異常がある人が3~5割程度いると報告されました。
この発見は、アトピー性皮膚炎は生来の体質であるとする「アトピー皮膚説」を摂る人々にとっても朗報でした。

 
しかし、注目したいのは、遺伝子に異常があったのは「3~5割程度」であって、残りには「遺伝子変性が無かった」という事です。
逆に言えば、生来の性質ではなく、皮膚監査による可能性を改めて示唆する大きな発見と言えます。

 
また、保湿成分の遺伝子の異変は、原因ではなく「皮膚炎が起きた結果」である可能性も否めません。

 
しかし、そもそもアトピー性皮膚炎がアトピー疾患の方に合併する皮膚炎であるという事で名前が付けられたという経過を見てみるとⅠ型アレルギーとのかかわりも含めて、皮膚炎の成立のメカニズムの全体像に一歩近づいたともいえるでしょう。

 
アトピー性皮膚炎の治療においては、食物アレルギーとの関係も視野に入れた原因対策を重視する事が非常に大切だと考えても良いでしょう。

 

 

 

 

アトピー性皮膚炎の原因・悪化要因

アトピー性皮膚炎の原因・悪化要因
食物アレルギーは乳幼児期に多くみられるアレルギーです。

 
最も多いのが卵白アレルギーですが、消化・吸収機能が高まる三歳ころまでに、約6割がよくなります。

 
乳児期の食物アレルギーがアトピー性皮膚炎の原因になる事があるとすれば、3歳を過ぎて食物アレルギーが改善する事でアトピー性皮膚炎も改善するという可能性をも示していると言えます。

 
アトピー性皮膚炎の原因・悪化因子は非常に沢山ありますが、その中から一部のみをこの記事ではご紹介します。

 

 

 

黄色ブドウ球菌が悪化の原因

黄色ブドウ球菌
黄色ブドウ状球菌は、トビヒの原因胃なる最近です。
この最近はアトピー性皮膚炎の患者からも高率に検出され、その毒素がIgE抗体の産生生能を高めると実験結果が多数報告されています。

 
つまり、黄色ブドウ状球菌はアトピー性皮膚炎を悪化させる原因となるのです。
また、採血の結果、この菌が出す毒素に対するIgE抗体が見つかる事さえもあります。

 
アトピー性皮膚炎の治療で、この菌を除菌する事が出来る消毒液をかぶれないように使う事で皮膚炎が改善する事があります。

 

 

 

カンジダアレルギー

長根治らない頑固な皮膚炎の原因の一つにカンジダアレルギーがあります。
口腔内に存在するカビの一種カンジダが食生活の乱れなどによって腸管内で以上に増殖してカンジダアレルギーを引き起こすと、関連抗原であるイースト・ビール酵母・きのこなどに反応するようになり、それらによって悪化する事があります。

 
毎日食べているパンなどが原因であるとは知らず、調べて初めて気が付く事がほとんどですが、抗アレルギー剤の投与、パンや、きのこや、ビールの制限と乳酸菌製剤の投与で、驚くほど改善する事があります。

 

 

 

マラセチア・ピティロスポリウムのアレルギー

マラセチアは人間の顔や首の毛穴に常在して油を食べている真菌です。ステロイドを多用した為、マラセチア・ピティロスポリウムのアレルギーを引き起こして、なかなか治らないアトピー性皮膚炎として病院する成人が多くいるようです。

 
ステロイドをやめて、抗真菌剤の塗布で改善する事もありますが、皮膚のブドウ球菌感染や花粉アレルギーなども併発している事が多くステロイドを上手に離脱する事に難渋する事があります。

 

 

 

ペットなど動物のアレルギー

ペットなど動物のアレルギー
皮膚炎がなかなか治らないので、食物アレルギーがないか調べてほしいとある女性のアトピー性皮膚炎の患者が病院に行った時の話です。
実際に調べてみたところ、原因は食物アレルギーではなく家族の飼っているウサギでした。

 
ペットを飼った当初2~3年はアレルギー検査では陰性だった場合でも、3~5年目からアレルギー検査の結果が陽性となる人がいるようです。
皮膚炎だけではなく喘息も発症してしまいましたが、その人はかわいいペットを手放す事はできないので薬で上手にコントロールする道を選んだようです。

 
アレルギーの治療という事に目線をおくのであれば、アレルギーのある人はペットを飼わない方が無難です。
特に、猫は室内での行動範囲を制限できず、毛が細かいために壁やソファ、服などに付着して取れにくく、対応が難しいことが多いものです。
飼うのをやめても、室内などに半年程残っていると言われています。

 
「ペットをたくさん飼うとアレルギーが治る」という話がありますが、この根本となった研究報告ではアレルギーを起こす程度がわずかに減る事は確かなようですが、実際に「アレルギーが治る」には至る事はないそうです。
実際に、私の身の回りにも重症のぺっどアレルギーがあるにも関わらずペットを飼い続けている人がいますが、一向に治る気配はありません。
特に「毛」を持つ動物を飼う場合は、アレルギー体質の人は慎重になるべきでしょう。

 

 

 

 

まとめ

まとめ (2)
いまだに、さまざまな見解があり、原因が特定されないアトピー性皮膚炎ですが生活環境が多様化している現代、その原因もさまざまです。
アトピー性皮膚炎はアレルギーではないという意見もありますが、特定のアレルゲンに反応し悪化する事を見る限り、アレルギーであると言えると私自身は思います。

 
アトピー性皮膚炎は乳幼児の頃から最近では成人しても治らない人が増えてきています。
人の生活スタイルによって避けるべき環境も変わっているため、すべての症状を統一的に治療するにはとても難治性の高い病気である事に変わりはないと思います。

 
しかし、自分の生活スタイル、避けるべき物のポイントを把握する事はアトピー性皮膚炎もしかり、アレルギー全般の治療に繋がっていくと言えるのではないでしょうか。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

スポンサーリンク




 - アトピー, アレルギー ,

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

悩み
【アトピー性皮膚炎】ぶつぶつジュクジュク湿疹を治療する! 洗い方とケアの方法はこれか!

アトピーの中症状の湿疹には痒みがあります。 アトピーの痒みで皮膚を掻き壊して、傷 …

離乳食
【アレルギー】食物アレルギーとは 即時型と遅延型を知ろう

離乳食で初めて卵を与えたら全身にぶつぶつが出た。 ゼーゼーいってむずかり、夜も眠 …

アトピー性皮膚炎の人の肌着 綿が良い!
【アトピー性皮膚炎】アトピー性皮膚炎の人の肌着には綿が良い!

アトピー性皮膚炎の人は傷口がジュクジュクしてしまう事が多くあります。 肌着や洋服 …

カニ・エビアレルギー
【アレルギー】エビ、カニのアレルギー 突然食べれなくなっちゃったよ!

カニを食べたらアレルギーが出た。 エビを食べたら体に蕁麻疹が出た。 エビやカニが …

花
【アレルギー】アレルギーとは 症状・病気や免疫の異常について知りたい!

いまや「国民病」とまで呼ばれているアレルギー疾患。 今では日本人の三割の方が何か …

食べ物
【アトピー性皮膚炎】アトピーを食事で治療していく! 気を付けるポイントを知りたい!

アトピーを治療する上で「食事」治療の上でとても重要になってきます。 食事は私たち …

ガラスの天使
【肌荒れ】肌荒れが治らない原因 悪化は早いが再生が遅い!

なかなか治らない肌荒れ、非常に悩ましいですよね。 私は幼少期からアトピー性皮膚炎 …

湿疹
【アトピー性皮膚炎】小さい湿疹が出てしまった、対処法はこれか!

アトピーの湿疹は基本的に痒みのある湿疹を持った慢性的な症状をもっています。 この …

メリット
【アレルギー】アレルギーが悪化した! アレルギーを辛くせるアジュバントとは?

アレルギーの悪化の原因の一つとして、アレルギーを強める「アジュバント」について皆 …

音楽
【アトピー性皮膚炎】アトピーの治療に良い音楽療法 肌に効果がある理由は?

      スポンサーリンク